映画「嫌われ松子の一生」あらすじ・感想。数分の前と後のギャップに驚きと感動

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出典:Yahoo!出典:Yahoo!JAPAN

私は、アクション映画が好きなのでハリウッド映画ばかり観てしまうのですが、今回は、日本映画で私が一番衝撃と感動を受けた「嫌われ松子の一生」という映画の感想です。

主演の松子役に中谷美紀さん。その他にも、松子の甥の笙役に瑛太さん、松子の弟紀夫役の香川照之さん、龍役が伊勢谷友介さんなど豪華キャスト軍です。

元々、山田宗樹さんの小説を映画化したものです。

公開は、2006年公開で日本だけではなく台湾や香港でも公開された映画です。

映画では少しミュージカル要素も入っていて歌の中には中谷美紀さん本人が歌っていているものもあり、美声を披露しています。

私はその歌が好きでサウンドトラックCDを持っています。

映画の内容は、松子が亡くなって、松子の弟の紀夫の息子の笙が松子が住んでいたアパートに訪れて松子と関わりがあった人達と出会って松子の一生を辿り紐解いていく話です。

だから、「嫌われ松子の一生」なのです。

「嫌われ松子の一生」のあらすじ

映画冒頭から松子が亡くなって紀夫の息子の笙が松子が住んでいたアパートに訪れた場面から映画は始まります。

松子は教師をしていました。

松子の生徒の龍がお金を窃盗し、松子は生徒の龍を庇って退職します。

そこから、恋人の死や実家での縁を切られたり、不倫、ソープ嬢に変身し殺人を犯し、刑務所暮らしと転落な人生を送る松子の人生を描いています。

私は、この映画を映画館で観ました。

映画のポスターを観ていて「楽しそうな映画だな。観てみよう」とどんな内容かも知らずに「面白そう」とワクワクしながら観たのですが、松子のアパートを笙が訪れて松子の部屋が写し出された所で「これは、楽しい話じゃない」と目を背けたくなりました。

松子のアパートはゴミ屋敷でした。

ゴミ屋敷になるまでの松子の一生が気になり夢中でスクリーンを観ていました。

次のシーンでは松子が教師で修学旅行のホテルでのシーンに入りました。

私は「凄い展開の仕方だ」と思って観ていたら、次のシーンでは、生徒が窃盗を行い松子が生徒の龍の為に庇い退職する展開になっています。

この展開の速さは最後まで続きます。

そして、教師を退職した事をキッカケに父との確執が深くなり親子の縁を切ります。

そして、小説希望の恋人が松子の前で自殺を図ります。

私は、恋人が自殺する人生は映画やドラマの中で良くある設定なのであまり驚きませんでしたが、あまりにもリアルなシーンで目を背けたくなりました。

松子絶望かと思いきや五分後位には不倫生活を楽しんでいる松子が写し出されていました。

そして、不倫相手に捨てられてしまうのですが次のシーンでは、松子はソープ嬢に転身しトップのソープ嬢になっていました。

このシーンもほんの数分で描かれているのですがトップのソープ嬢になった時のシーンは煌びやかで、「松子幸せになったよ」と嬉しく思うシーンでもありました。

しかし、松子は殺人を犯してしまいます。

警察から逃れる為に逃走を図り、島津という男性に出会い彼の家に転がりこんで彼の事が好きになって彼が経営している美容院で働くようになりますが、警察に捕まり刑務所暮らしを強いられます。

松子は、島津の事を思って刑務所では美容師資格を取る為技術を磨きます。

刑務所から出られて、その足で島津のお店に行くが、島津には妻子がいて松子は島津から立ち去ってしまいます。

刑務所のシーンや出所して島津に会いに行く場面はジーンとなりました。

私がこの映画の中で好きな感動したシーンでもあります。

刑務所のシーンは、一生懸命頑張る松子の姿と恋心を歌った歌が良くて一番好きな場面です。

そして、島津から立ち去るシーンは泣きました。島津がシーンに出て来た時に「松子。島津さんと結婚かな?幸せになったよ」と勝手に妄想していましたが、最後まで観ると島津には妻子がいて、思い続けた人なのに立ち去らなければならない苦しい気持ちや寂しい気持ち、松子は、刑務所の中でも島津の為に頑張っていたので余計に感動しました。

このシーンはいつ見ても泣けるシーンです。

この時点で、私の中での転落人生以上の転落人生が描かれていてビックリだし、今後の松子の事が気になってしまうシーンでもありました。

しかし、そこは、嫌われ松子の一生。

数分後には美容室で一生懸命働き刑務所で知り合った沢村と再会し親友となり仕事終われば二人で飲みに繰り出したり、一緒に買い物していて楽しいシーンが出てきます。

このギャップがここまでくると癖になってきます。

そして、とある日、松子が教師だった時の窃盗した龍が先生に会いに行きます。

龍と同棲を始めます。

この時から、美容院の仕事も辞めて親友の沢村との交流も止まってしまいます。

松子は、龍のDVにも耐えて龍の言いつけを守っていました。

そして、龍が悪者と揉め事を起こし、龍は悪者から逃れられないと思い警察に出頭してしまいました。

龍は服役中に「松子には二回も迷惑かけてしまった」

だから、もう、松子と会わないようにしよう」と誓う。

一方の松子は「私には龍が必要。だから、龍が戻ってくるまで待っている」とすれ違う二人。

龍が出所する日、松子は龍を刑務所の門の前で待っていたが龍は松子に何も言う事無く去った。

このシーンは、こんな事されても松子は龍を守り続けるのか?と「松子。お前の道は違う方向に行っているぞ」と叫びたくなってしまう程の壮絶なシーンだった。

特に悪者に追いかけられている時のシーンは一つ一つの行動や発言に重みが加わっていて熱い内容になっていました。

龍に振られた松子は、一人で生きていくと近い、一人で生活していた。

その生活ぶりは、「光GENJI」に魅せられて熱狂的なファンになっていった。

そして、ラスト松子は死ぬのですがラストは観て貰った方が良いと思います。

こんなに大変な思いをして人生歩んで来たのにまさかそんな死に方なんてと感じで、映画が終わった後のやるせない気持ちや喪失感が凄い溢れてくる映画です。

「何で大変な道を選ぶの?」とヒヤヒヤしてしまう映画にもなっています。

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「嫌われ松子の一生」の魅力

そして、この映画の凄くて感動する所は、松子の災難な出来事のシーン数分前と後のシーンのギャップが凄すぎます。

特に、松子が挫折した時に松子が「そのとき私の人生は、ここで終わったと思いました」と何度か言うシーンがあるのですが、ここのセリフは寂しく喪失感一杯なのに次のシーンではPOPなシーンに変わったりしている部分が観た事無い魅せ方とギャップの凄さに驚きと感動しました。

それと同時に中谷美紀さんの演技力も魅せられ感動しました。

私は、日本映画もよく見るのですが、今でも衝撃が大きく感動した映画になっています。

初めて映画観終った時は「日本の映画も捨てたもんじゃない。凄い映画だ」と直ぐに映画館を立ち去る事が出来なくて席に座ったままで呆然と座っていたのを覚えています。

映画館から直ぐに立ち去る事が出来なかった事は、日本映画では後にも先にも「嫌われ松子の一生」が最後です。

この嫌われ松子の一生で中谷美紀さんは主演女優賞を総なめにして中谷美紀という存在はより大きな物になったのです。

そして、私も中谷美紀さんの演技力に魅せられて好きな女優さんになりました。

私は、DVDも持っていて、原作の小説も持って読んでいます。半年に一回は見直したい映画です。

皆さんもぜひご覧ください。

私がオススメする映画です。

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