戦闘だけじゃない!ペルソナシリーズの魅力

ゲームレビュー
出典:ペルソナチャンネル

ペルソナシリーズと呼ばれるゲームをご存じだろうか。

株式会社アトラスより発売されているRPGシリーズであり、最新ナンバリングはペルソナ5である。

RPGと言えば、敵とのバトル――そう思われる方も多いだろう。

ペルソナシリーズでも、『ペルソナ』と呼ばれる能力を手にした主人公が、敵である異形の存在を打ち倒していくことで物語が進んでいく。

シナリオ中で仲間が増えるごとに使える技も増えていき、戦略の幅が広がっていく。このあたりは他のゲームと大差ない。

しかしペルソナシリーズの真の面白さは、バトル以外のシステムとその深さにある。

仲間との友情を深める過程、ペルソナ自体の魅力、物語そのものの魅力――そんなものが溢れんばかりに収まっていて、ペルソナシリーズそのものを他のRPGとはひと味違う、魅力溢れるコンテンツにしているのだ。

ここではそんなペルソナシリーズについて、筆者が感じているバトル以外のシステムの魅力を書いていこうと思う。

『ペルソナ』という能力そのものの面白さ

主人公やその仲間たちが使う、『ペルソナ』という力。これらは心の奥底にある『もう1人の自分』が具現化した姿なのだが、それらの存在には名前がついている。

基本的には1人に1つであり、仲間たちは固定のペルソナしか使用できないが、主人公は様々なペルソナを扱うことができる。敵を倒すことが基本的なペルソナの入手方法だ。

驚くべきはその数で、ゆうに100種類を超える。

しかも敵を倒して入手できるものだけでは全てのペルソナを集めることができない。

ペルソナ同士を融合させるなど、特殊な条件でなければ呼び出すことのできないものが存在するのだ。

中には特定のペルソナを揃えなければいけないパターンもあり、確保するだけでも一苦労させられる。

しかし、その入手難易度や種類の多さが、全て揃えたいというコレクター魂に火をつける。

また、ペルソナそれぞれの名前が、神話や伝承からきているところもそそられる部分だ。

自分の好きな神話のペルソナを育てる、という楽しみ方もできる。

加えて、ペルソナそれぞれが覚える技であるスキルも、プレイヤーによって個性を持たせることが可能だ。

レベルアップで覚えるものの他に、融合の際に引き継いだり他のペルソナを犠牲に伝承するなど、自分好みのスキルを詰め込んだペルソナを作ることができるのである。

自分の推しペルソナを最強にする、まるで育成ゲームかのような遊び方が可能なのだ。

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交友を深めることで強くなる主人公の能力

通常のRPGで強くなるには、敵を倒すことで経験値を入手しレベルアップする、というのが一般的だ。時には自分自身の能力を底上げするようなアイテムがあることもあるだろう。

ペルソナシリーズでも、もちろん敵を倒すことによるレベルアップはある。

体力であるHPやスキルでの攻撃に必要なSPの上限はそれによって増えていくため、おろそかにはできない。

しかし、その他にも主人公を強くするためにやらなければならないことがある――それは、仲間との交友だ。

『ペルソナ』はそれぞれの名前以外に、タロットカードの大アルカナによって分類されている。

そして主人公の周りには、その大アルカナに対応する人々がいる。

彼らとの交流を深めることによってその大アルカナのとの関係が深まり、主人公が強化されるのだ。その内容は様々で、敵ペルソナを仲間に引き込みやすくなる、装備周りの強化など戦闘面に関するものは勿論、日常生活の行動を有利にするようなものまである。

勿論そういった利己的な目的のためだけに仲良くするには留まらない。

彼らとの交流における個別のストーリーも存在しているので、それを深めていくのも醍醐味だ。

特に異性とはある程度以上に仲良くなると、恋人同士になれたりする。

それも、一人に限らずに。

誰か一人と添い遂げるか、現実ではとても許されないようなプレイボーイになるか、プレイヤーのあなた自身が決めることができる。
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仲間と出会うために必要な自分磨き

さて、バトルのためにもシナリオを楽しむためにも、是非とも人々との交流を楽しみたいところなのだが、こちらも一筋縄ではいかない。

人々は様々な悩みを抱えているが、それを主人公に打ち明けるにはある程度の信頼関係だけではなく、それに相応の対応力を持っている必要があるのだ。

我々とて、悩みの相談相手を選ぶことはあるだろう。

このゲームにおいても、相談するに値すると思ってもらえるような人間力が大切になってくる。

主人公にはバトルとは全く関係ない部分で、5つのパロメーターが存在している。

知力や度胸といったもので、日常生活でとる行動によって経験が積み重なることで上昇する。

それらが一定のラインを越えることによって、周囲の人間から頼りがいのある人物だと判断され、相談を持ちかけられるようになるのだ。

戦闘に強いだけのパワータイプでは、人々は慕ってくれない――なんとも世知辛いが、このあたりの妙なリアリティが、ペルソナシリーズに深みを与えている。

また、単純に日常パートにおいても自分磨きは役に立つ。

勉強をして成績が上がれば定期テストでよい点を取れたり、度胸があればそれまで選べなかった選択肢がとれるようになったりする。

細かい部分で主人公の行動に影響を与えてくる、重要な要素なのだ。

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まとめ

いかがだっただろうか。

今回はシステム面についてピックアップした面が多いが、勿論このゲームの魅力はそれだけではない。

バトルシステムも他のゲームと一風変わった面を持っているし、濃厚なシナリオも読み応えたっぷりで、とてもではないがこの面白さは語り尽くせるものではない。

ペルソナシリーズは、どんなゲームプレイヤーにとっても楽しみ方を見つけることができる、全てのシステムに手を抜いたところのないRPGだ。

是非自分の目でプレイして、その面白さを確かめて欲しい。

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